もう一つの人生があったなら?

私は今、平凡な毎日を送る主婦です。
朝一番、寝ぼけた顔で洗濯物を干し、
節約レシピのことばかり考え、子育てに追われ、

寝る頃にはボロ雑巾のようになって眠る毎日の繰り返しです。

そんな私にもかつて夢があり
自分は、ファッションの世界で大成するという大それた野望(…笑)

抱いていた時期がありました。
同時期に仕事をしていた人たちは今・・
ファッション雑誌の撮影時、まだ無名だったとあるモデルは、

今では誰もが知る世界的なモデルになり、
ターニングポイントとなった勤務先のブランドは、

国内外で活躍の場をさらに広げ、
かつて師事していたスタイリストの師匠は、

自身がエディトリアルを務める雑誌を創刊しました。
彼は、当時私がよく読んでいたイギリスのモード誌の創刊から

携わった経緯があり、その世界観がどのように作られるのか

自分の目で確かめたいという思いから志願しに行ったのですが

振り返ると、自分にも野心に萌えギラギラした時代があったのかと

恥ずかしくも少し感慨深く思えてきたりします。

お昼休みにワンコインで食べられるピザ屋に仲良く足を運んでいた

OEM時代の同僚は、フリーのニットデザイナーになり今やバリバリ稼いで
「Reinaさん、真面目すぎるんっすよね。

オレみたいにちょっと舐め腐ったらいいじゃないですか」なんて、

仕事中ゲームしながら呟いてきたパリ帰りの新人くんは今、

立派に一つのブランドのディレクションを担当してしているのだとか。


私はといえば、毎日、掃除洗濯、家事育児に追われ

代わり映えのない日常を送っています。
皆自分の好きなことを仕事にし、それぞれの才能を発揮している姿が

眩しくもあり、羨ましくもあり。
もちろん、働きながらそのように自分の仕事を充実させる方法もあるけれど
自分は、何でもこなせるほど器用ではないから

そのような選択をすることは出来ませんでした。

けれど、家族を最優先させたことに後悔はありません。
日常の合間ににもし、もう一つの人生があったなら・・?などと

ふと思うことがあります。
以前、働いていた勤務先で、フランスエリアの営業を担当してくれていた

パリ在住の女性がいました。ご自身の事業も手がけながら

パリで生活を送る日本のパリジェンヌに憧れを抱いていたのです。
心の片隅では、まだどこかフランスへの憧れのようなものが

あるのかもしれません。
しかし、今となってはもう一つの人生を歩むことはありません。

けれど、いつか機会があれば、少しでもやってみたかったことに

チャレンジしてみたいなんて無謀にも思ってしまいます。

そんな取るに足らないささやかな希望が、

意外にも私の生活のちょっとしたエネルギーになっている気がします。

 

これまで幾度となくフェイドアウトしてしまったフランス語

ゼロからスタートフランス語 会話編

ゼロからスタートフランス語 会話編

  • 作者:鈴木 文恵
  • 発売日: 2012/04/25
  • メディア: 単行本
 

勉強→途中で挫折を長年に渡り繰り返しているうちに、

フランス語独特の法則性みたいなものに最近やんわりと馴染めるようになり、

スタートラインに少しだけ近づけたような感じです。(まだまだ、まだまだですが…)

私の場合、本当はもっと実用性のある就職に有利な勉強をする方が

賢明なのかもしれませんが。

気持ちが高まった状態は集中しやすい時でもあるので、

自分の中で何か結果が見えるまで継続できたら良いなと思います。