とある方のブログで、どうやら昨日は
クリスチャン・ディオールのお誕生日だったということを知りました。
クリスチャン・ディオールといえば、1947年の"ニュールック"に始まり
近年では、ディオール初の女性デザイナーが就任しているとかで。
私の中では自分がファッションの仕事をするようになり、
無我夢中で何かを掴もうとしていた輝かしい?(笑)夢追い時代に
よくgap PRESSやMODEetMODEというコレクション雑誌で幾度となく見ていた
ジョン・ガリアーノが手掛けるクリスチャン・ディオールが記憶に残っています。
懐かしくなりYouTubeで昔のコレクションを見て
1人静かにテンションが上がってしまいました。
特に印象に残っている2008年秋冬のプレタポルテ。
"NEVER FORGET THE WOMAN"
(ってタイトルが付いていたような・・)のコレクション。
Christian Dior Fall/Winter 2008 - Part 1 (Detailed)
ジョン・ガリアーノのコレクションは、とにかく、見るとすぐに
「これはガリアーノだ!」と、分かるくらいインパクトがあって、
よく「売れ線な洋服を作るデザイナーが多い中で唯一ショーで
"ファンタジー"を見せてくれることができる数少ないデザイナーの1人」と
言われていたんですよね。
オプティカルなドレス、オーストリッチ、クロコダイル、バイカラー。
ディテールや素材、シルエットをひたすら研究して
穴があくほど何度も見ていた(そんな熱い時代もあった^^;)
ショーのバックにはダスティ・スプリングフィールドの
"プリチャー・マン"が流れるなんて素敵。
Dusty Springfield Son of a Preacher Man
そして"サイモン&ガーファンクル"の「ミセス・ロビンソン」や、
"コリン・ブランストーン"の「構わないと言って」も
70'sの雰囲気を醸し出していていいですね。
冒頭は思わずダスティン・ホフマン主演のニューシネマ「卒業」を
思い出してしまいますが、ランウェイを歩くモデルさんたちは、
ラス・メイヤーの映画から飛び出してきたようなケバケバしいメイクに
派手なスタイリングで思わず目を奪われます。
イギリスのお嬢様モデル、リリー・ドナルドソンや、
クリスチャン・ラクロワのミューズだったヴラダ・ロスリャコヴァ
初期のLula magazineにも登場していた
シリ・トレロドちゃんなどがパリコレで活躍していた頃。
今はトレンドとか、モードとか自分の生活からは遠のいていますが、
たまにこういうのを見ると、仕事を頑張っていた自分を思い出して、
過去の自分から少しエネルギーを分けてもらえるような気がします。
あの時はとにかく仕事、仕事で食べることすらそっちのけでしたが
その後こうやって食べることに関心を持つようになるなんて
当時は考えてもみませんでした。
疎かにしていたことは、どこかで帳尻が合うようにできているのかもしれません。
新しい料理に(と言ってもソースだけ)挑戦。
忙しい朝は、鍋に紅茶パックを1〜2枚入れ火にかけ豚ヒレ肉を入れ
30分程煮込みながら放置して夕飯の下ごしらえ。
食べる前に、玉ねぎのみじん切り+ケッパー&トマトを炒め、
白ワインでフツフツさせ、仕上げにバターを入れカットしたお肉にかけて完成。